「皇国の守護者」4巻
残り少ない大隊を分割し、拠点の死守と、迂回部隊の迎撃にあたる新城たち。
予備隊を率いた新城は、敵の輜重を叩くべく西進を余儀なくされる。
それは撤退不可能になる事を意味していた・・・。
拠点の主力も陥落寸前、作戦の要の金森の容態悪化、さらには<帝国>軍の勇将・バルクホルンが迫る過酷な状況の中、時間を稼ぎきれるのか・・・・!?
佐藤大輔・原作の同名小説を俊英・伊藤悠が鮮烈に描く戦記浪漫待望の第四弾!(背表紙より)
原作を読んでいるので結果は既に知っているんですが、小説では読者が想像するしかない台詞と台詞の合間の、キャラクターの表情として描き表される心情は、小説を読んで漠然とイメージしていたものを補強、あるいは(良い意味で)破壊してくれます。
特にラスト近く、見開きの上下に描き表された相対するカミンスキィ大佐と新城大尉の表情は、小説では台詞からしか想像できなかった二人の心情をこれ以上ないほど見事に表現していました。
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